【ワシントン共同】米グーグルの創業者らが設立した科学賞「ブレークスルー賞」が5日発表され、スイス・フランス国境にある欧州合同原子核研究所(CERN)の巨大加速器を使って素粒子の性質などを調べた日本を含む国際チームが基礎物理学部門に選ばれた。
CERNでは、複数の国際チームが巨大加速器LHCを使って実験。物に重さを与える素粒子として理論的に存在が予言された「ヒッグス粒子」を実験で確かめたことなどが評価された。
賞金は300万ドル(約4億4千万円)。実験には約1万3千人の科学者が参加した。賞金は若い研究者への助成に使われる。