国内に多数の患者がいるが進行を食い止める有効な治療が少ない慢性腎臓病(CKD)を巡り、ヒトの人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作製した腎臓のもととなる細胞をCKDのマウスに移植したところ、腎機能の低下が抑えられたとの研究成果を京都大などのチームが2日付の国際科学誌に発表した。
CKD患者は国内に約2千万人いると推計され、病状が進行すると人工透析や腎移植に至ることもある。チームはほかの臓器への影響など安全性を確認した上で、数年以内に臨床試験の開始を目指すとしている。
今回、CKDを再現したマウスに、腎臓のもととなる細胞約300万個を、腎臓を覆う膜の下に移植。