【ソウル共同】韓国憲法裁判所は4日午前11時(日本時間同)、昨年12月の「非常戒厳」宣言を巡り国会に弾劾訴追された尹錫悦大統領を罷免するかどうかの決定を言い渡す。弁護団によると尹氏本人は出廷しない。罷免決定の場合は失職し、60日以内に大統領選が行われる。棄却か却下なら職務に復帰する。決定を控え、韓国社会は緊迫感に包まれている。
尹氏の弁護団は3日、尹氏が欠席する理由として「秩序の維持、警護の問題を総合的に考慮した」と説明した。決定の言い渡しは生中継され、尹氏はソウルの大統領公邸で見守るとみられる。
弾劾訴追を主導した革新系最大野党「共に民主党」の朴賛大院内代表は3日「憲法裁が罷免することを信じている」と述べた。保守系与党「国民の力」の権寧世非常対策委員長は、尹氏が職務復帰した場合、大統領任期の短縮も念頭に改憲論議を進める考えを示した。
ソウル中心部では3日、罷免を求める革新系の労働団体や、反対派の尹氏支持者などがそれぞれ集会を開いた。警察は群衆が憲法裁に接近しないよう警備を強めている。。