北九州市のJR小倉駅近くの飲食店街「鳥町食道街」周辺で昨年1月に起きた大規模火災で、鍋を火にかけたまま外出したことが火災につながったとして、福岡県警が業務上失火の疑いで火元となった飲食店の元経営者の女性を近く書類送検する方針を固めたことが1日、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、女性は「油の入った鍋を火にかけたまま店から出ていた」と話していた。
火災は昨年1月3日午後に発生。市消防局によると、焼損面積は2730平方メートルで、二つの空き店舗を含む36店舗が燃えた。けが人はなかった。木造建築が密集し炎が広がったとみられる。