東山動植物園(名古屋市)は1日、飼育していた雌のホンドギツネ「藍」が逃げたと発表した。藍は元々野生で、タヌキの飼育エリアに侵入しているところを見つかり、園で飼われることになったばかりだった。担当者は「藍のことを考えれば、野生に戻る方が良いのかもしれない」と話した。
園によると、藍は今年1月、同園の「タヌキの里」で見つかった。タヌキの餌を食べた形跡があり、園外に放ってもまた侵入する可能性があることから、飼育が決まった。検疫や治療をした後、3月25日から「ホンドギツネ舎」で展示されていた。
休園日だった同31日午後4時ごろ、職員がいなくなっていることに気づいた。