藤井聡太七冠

 第52回将棋大賞選考委員会が1日、東京都内で開かれ、2024年度の最優秀棋士賞は藤井聡太七冠(22)=竜王・名人・王位・王座・棋王・王将・棋聖=が選ばれた。叡王を失い全八冠独占から後退したが、7タイトルを堅持。5年連続5度目の受賞となった。

 藤井七冠は年度勝率7割6分9厘(40勝12敗)に終わり、デビューから続けていた8割超えは途絶えた。

 優秀棋士賞は藤井七冠からタイトルを奪取した伊藤匠叡王(22)、敢闘賞には永瀬拓矢九段(32)がそれぞれ選ばれた。

 将棋大賞は1974年から始まり、選考委は棋戦主催各社などで構成。選考対象年度に最も活躍したプロ棋士に、最優秀棋士賞が贈られる。