太平洋戦争中の水没事故で朝鮮人を含む183人が犠牲になった山口県宇部市の海底炭鉱「長生炭鉱」で1日、遺骨回収を目指し、日韓の民間ダイバーが潜水調査を始めた。4日までの予定。
地元の市民団体「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」が昨年、炭鉱の出入り口「坑口」を発見。団体に協力する大阪市の水中探検家伊左治佳孝さん(36)と、韓国から来日した民間ダイバー2人が坑口から潜水した。
韓国のダイバーによると、これまでの調査の到達点より、さらに奥へ入れる可能性がある場所を見つけたという。2〜4日は海上から突き出る排気口「ピーヤ」からも潜水する。