【ワシントン共同】米ニュースサイト、ポリティコは28日、米閣僚らが誤って記者も招いた一般アプリのチャットグループで空爆計画を協議した問題で、バンス副大統領らが26日、ウォルツ大統領補佐官の解任をトランプ大統領に提案したと報じた。トランプ氏はウォルツ氏の失敗を認めたものの、漏えいを批判するリベラル系メディアに屈することを回避するため解任を見送ったという。
漏えい問題を巡っては、米誌アトランティックの編集長がウォルツ氏を名乗るアカウントからつながりを求められ、チャットグループに入れられたとされる。同誌が24日にこの問題を報道したことを受け、ウォルツ氏はFOXニュースで、自身がチャットグループをつくったとして「全て私の責任だ」と述べていた。
ポリティコによると、バンス氏に加え、ワイルズ大統領首席補佐官や人事担当者が会議で解任を提言した。ホワイトハウスのレビット報道官は「トランプ氏は引き続き、ウォルツ氏を含む国家安全保障チームに最大限の信頼を寄せている」とコメントしたとしている。