スノーボード世界選手権の女子ビッグエアで優勝した村瀬心椛(中央)と2位の岩渕麗楽(左)、3位の深田茉莉。日本勢が表彰台を独占した=28日、サンモリッツ(ロイター=共同)

 【サンモリッツ(スイス)共同】スノーボード女子の村瀬心椛(20)=TOKIOインカラミ、岐阜第一高出=と男子の木俣椋真(22)=ヤマゼン=が28日、スイスのサンモリッツで行われた世界選手権のビッグエアでともに初の金メダルを獲得した。

 女子は2位に岩渕麗楽(23)=バートン、3位に深田茉莉(18)=ヤマゼン=と日本勢が表彰台を独占した。スキー、スノーボードの世界選手権で日本勢が表彰台を占めたのは、1999年大会で優勝した船木和喜らジャンプ男子ノーマルヒル以来、26年ぶり。男子も2位に長谷川帝勝(19)=STANCER=が入り、来年のミラノ・コルティナ冬季五輪に向け、大きく期待が高まる好結果となった。

 2022年北京五輪の同種目で、冬季五輪の日本女子史上最年少メダルとなる3位に輝いた村瀬は、この種目では日本女子として初の世界選手権制覇で、2位だったスロープスタイルに続く2種目での表彰台。

 木俣は23年世界選手権のスロープスタイルで2位となり、今季は苦しんだが前回大会の長谷川に続き、日本男子で2人目の頂点に立った。