関西、大阪(伊丹)、神戸の3空港を運営する関西エアポートの山谷佳之社長が27日までに共同通信のインタビューに応じた。30日から関西空港の発着枠の上限が1時間当たり45回から60回に増えることを踏まえ「拡大したキャパシティーを満たすことが次のステップだ」と述べた。新路線の就航や増便に向けた誘致に意欲を示した。
関空では27日、2021年から大規模改修を進めてきた第1ターミナルが新装開業した。入国審査場には税関と入管の手続きを同時にできる「共同キオスク」と呼ばれる端末を導入し、時間を短縮。航空会社共同の国際線ラウンジも新設した。こうしたハード面の整備を終え「清潔で時間通りの空港を維持できるかが重要だ」と強調した。