フィギュアスケートの元世界王者、高橋大輔さんが27日、東京都内で開かれたイベントで生け花を初体験した。華道家元池坊の池坊専好次期家元の長男、専宗氏の指導を受けながら、重さ約40キロの氷柱に桜や菜の花を生けた。「表現はいくつになっても、どんな形でもできると感じた。体が動かなくなっても死ぬまで表現したい」と刺激を受けた様子だった。
高橋さんは幼少期に生け花教室を見学し、華道に興味があったという。挑戦中は、ステージを降りて観客席から作品の全体像を確認。スケートでも全方向からの見られ方を常に意識していると明かす。完成すると「達成感があってしゃべれない」と笑顔で語った。