【ロサンゼルス共同】米オープンAIの対話型生成人工知能(AI)「チャットGPT」の新機能を使った、スタジオジブリのアニメに似た画像の生成が流行している。オープンAIのアルトマン最高経営責任者(CEO)もX(旧ツイッター)のプロフィル画像をジブリ風の絵に変えており、交流サイト(SNS)上にはこうした生成画像の投稿が相次いでいるが、著作権上の懸念も指摘されている。
オープンAIは25日、チャットGPTの新たな画像生成機能を発表。作風を指示して画像を加工することが可能になり、トランプ米大統領とウクライナのゼレンスキー大統領の会談や、映画「スター・ウォーズ」の悪役ダース・ベイダーをジブリ風に描いた画像などがSNS上にあふれた。
一部米メディアは、新機能によって「著作権が保護された作品のスタイルをこれまで以上に容易に再生産できるようになった」と指摘。一方で、法的に「グレーゾーン」にあるとの知的財産専門家の声も紹介し、著作権上の問題が生じかねないとの見方を伝えた。