記者会見するJR九州の古宮洋二社長=27日午後、福岡市

 JR九州の古宮洋二社長は27日、2020年7月豪雨の被害から復旧を目指す熊本県のJR肥薩線八代―人吉間に関し、地元自治体が25日にまとめた3駅廃止の再編案を評価した。福岡市で開いた定例会見で「元々利用の少ない駅。総合的に勘案したもので、良いことだ」と歓迎した。

 肥薩線を巡っては昨年4月、八代―人吉間の鉄路復旧で県とJR九州が基本合意していた。古宮氏は、24年度内の最終合意に向けて「だいぶ実感が湧いてきた。利用者数などの数値目標を立てることが重要だ」と前向きな姿勢をみせた。