キャッチボールで調整するソフトバンク・有原=みずほペイペイドーム

 ソフトバンクの有原は2年連続で任された開幕戦のマウンドへ泰然と構える。昨季もチームを白星発進に導いた32歳の右投手は「いいスタートを切りたい。しっかりした姿を1球目から出せたら」と穏やかに話した。

 加入2年目の昨季は14勝を挙げた。日本ハム時代の2019年以来、2度目の最多勝を獲得。昨年11月に小久保監督から「おまえしかいない」と早々と大役を託され、責任を感じながらオフから準備を尽くしてきた。

 昨季の登板全26試合でバッテリーを組んだ甲斐が移籍し、年下が中心の捕手陣に積極的に歩み寄る。「一人一人リードや見え方が違う。そういうことを勉強できるのは僕としてもうれしい」と話した。