関西経済連合会は25日、副会長で阪急電鉄会長の角和夫氏(75)が退任し、後任に嶋田泰夫社長(60)を起用する人事を発表した。角氏は2011年から関経連の副会長を務め、都市開発や観光分野に注力した。24年12月に健康上の理由で阪急阪神ホールディングス会長を退任し、財界からも退くことになった。5月26日に開く定時総会後の理事会で正式に決める。
角氏は阪急電鉄で20年以上にわたりトップとして経営を主導、関西財界でも存在感を示してきた。
関経連は19日、今回の人事とは別に新任副会長にクボタの北尾裕一社長ら3人を起用する人事を発表していた。副会長は計17人を維持する。