W杯の切符を手にしたチームでは選手間の競争が熱を帯び出した。特に、出番の限られていた選手はアピールの場となるだけに意欲が高い。
最終予選7試合で先発が2試合にとどまる田中(リーズ)は同じポジションの守田が離脱しており、先発が濃厚。26歳のMFは「勝つことが、自身のアピールにつながる」と語り、チームの勝利と個人の質の高いプレーを両立させたい考えだ。
守備ラインでは最年少で20歳の高井(川崎)が虎視眈々と出番をうかがう。チーム最長身の192センチの高さだけでなく、足元のプレーも得意とするDFは「自チームで出しているプレーをしたい。この中に入っても遜色なくできるかは、すごく楽しみ」と意気込む。
菅原(サウサンプトン)は3バックの採用もあり、最終予選出場は1試合のみ。勝利を最優先としながらも「しっかり自分もここにいるんだぞ、というところを見せたい」と目をぎらつかせた。