マイナンバーカードに運転免許証機能を持たせて一体化する「マイナ免許証」について、24日、取得や切り替えの手続きが始まった。いずれも任意。愛知県では一部の警察署でシステム障害が発生し、手続きができなくなった。警察庁が開発したマイナ免許証の情報を読み取る一般向けアプリにも不具合が見つかり、同庁はスマホ向けアプリの修正版をリリース。パソコン用も速やかに出すという。
マイナ免許証はICチップに記録された免許の種類や有効期限を「マイナ免許証読み取りアプリ」で文字情報と免許証画像として読み取れる。警察官が使う別のアプリは正常に作動し、取り締まりに支障はない。
新制度では免許証の保有が(1)従来の免許証のみ(2)マイナ免許証のみ(3)両方―から選べる。マイナ免許証のみなら住所や氏名の変更手続きが自治体への届け出だけで済む。取得・更新に伴う費用も従来の免許証よりも安い。優良運転者と一般運転者は更新時の講習もオンラインで受けられる。