高知市と並んで全国で最も早く開花した、熊本市にある標本木のソメイヨシノ=23日午後

 高知、熊本両地方気象台は23日、高知市と熊本市で桜(ソメイヨシノ)が開花したとそれぞれ発表した。気象庁によると、全国の観測地点で最も早く、高知がトップとなるのは2年連続。高知では昨年の開花も3月23日で、平年より1日遅い。西日本や東日本は高気圧に覆われて広い範囲で晴れ、25度以上の夏日となる所が相次いだ。

 高知地方気象台の職員が午後2時半ごろ、高知城三の丸にある標本木に、開花の基準となる5輪以上が咲いているのを確認した。今後1週間ほどで満開になる見通しで、森将人調査官は「22日に今年初の夏日を観測したことが開花に影響した」と説明した。