防衛省統合幕僚監部は21日、中東での戦闘激化を受けてイスラエルやレバノンから邦人を避難させるために敷いていた輸送態勢を同日付で解除したと発表した。外相からの依頼に基づき、防衛相が終結命令を出した。

 防衛省によると、2023年10〜11月、2回にわたり航空自衛隊の輸送機で邦人ら計129人をイスラエルから日本に輸送。昨年10月にはレバノンから近隣のヨルダンに邦人ら16人を運んだ。輸送機は日本に帰国し、待機を続けていた。