シャープは18日、国内でラジオ放送が始まってから22日で100年となるのを記念し、展示施設「シャープミュージアム」(奈良県天理市)で1925年に発売された「鉱石ラジオ」の復刻機で受信した放送を聴く体験会を開いた。
鉱石ラジオは電波から音声を取り出す部品に鉱石を使ったラジオで、ヘッドホンを使って放送を聴く。創業者の早川徳次氏らが輸入品を分解して研究し、国内で初めて製品化に成功した。
元社員らが世界のラジオ放送の歴史などを説明した後、体験会を開催。参加者は復刻機のヘッドホンを耳に当て、現在の放送番組に耳を傾けた。30〜60年代にかけて発売された製品も特別に公開した。