【エルサレム共同】イスラエルの極右政党「ユダヤの力」は18日、ネタニヤフ連立政権に復帰すると発表した。パレスチナ自治区ガザでの戦闘を巡り、同党は1月、イスラム組織ハマスとの停戦に合意したネタニヤフ首相を非難し政権から離脱。同党党首で、対パレスチナ強硬派のベングビール前国家治安相はこの日、イスラエル軍によるガザ大規模空爆を歓迎した。空爆が政権復帰を後押ししたとみられる。

 共同声明を地元メディアが伝えた。

 イスラエルでは現在、国会が予算案を審議中。今月末までに承認されなければ、解散・総選挙になる可能性が強まる中、政権は内部に予算案反対の勢力も抱えており、「ユダヤの力」の協力を仰いでいた。