澤田さん（障害者多機能型事業所 就労継続支援Ｂ型 もみじの舞 岐南町）
障がいのある方が麺やパン作り、販売、小物の作成などの仕事をしながら知識や能力向上のための訓練を行うもみじの舞で職業指導員をしています。障がいのある方はそれぞれにできること、できないこと、少し頑張ればできることがあります。できることでも「今日はやりたくない」という態度を取ることは、仕事という視点から考えると良くありませんので「あなたは仕事で来ている。私も仕事で来ている。同じですよね」と対等な仲間として接しています。年齢の近い利用者も多いため、そういった意味でも同じ目線に立ちやすいのではと思います。
入所施設との違いは、ここは中間地点でしかない点です。一般就労や一人暮らしを目指している方もおり、ここを離れても生きていけるよう、あいさつやマナー、はっきりと「できないので手伝ってください」と言うことの大切さを伝えています。見守ることや手を差し伸べることが正解とは限りません。これからも利用者の将来への思いをくみ取った上で、それぞれに合った支援を一緒に考えていきたいです。
