山梨県大月市で2月に発生した山林火災は、東京消防庁の30代男性職員が枯れ草を燃やしていたことが出火原因とみられることが18日、捜査関係者への取材で分かった。県警は男性職員から任意で事情を聴いており、森林法違反(森林失火)容疑を視野に調べている。
火災は2月26日に発生した。3月6日に鎮火したが、山林約150ヘクタールのほか、空き家と物置各1棟が焼けた。けが人はいなかった。
捜査関係者によると、男性職員は近くにある別の空き家を管理しており、枯れ草などを燃やしていたところ、山林に燃え広がったとみられる。
東京消防庁は取材に「事実確認を進めている」とコメントした。