【ワシントン共同】米国のルビオ国務長官は15日、ロシアのラブロフ外相と電話会談した。サウジアラビアでの2月18日の対面協議を踏まえ、ロシアとウクライナの戦争終結に向けた和平交渉の「次の段階」について意見交換した。米ロ間の意思疎通再開への取り組みを続けることで一致した。国務省が発表した。
米国のウィットコフ中東担当特使は16日のCNNテレビのインタビューで、トランプ大統領とプーチン大統領が今週にも対話するとの見通しを示した。米国が提示した一時停戦案はロシアが受け入れに否定的で宙に浮いているが、両国は関係改善を模索している。
一方、スターマー英首相は15日の記者会見で、ウクライナの将来的な安全保障に向けた支援計画の策定を目指し、20日に英国で有志国の軍事担当者会合を開くと発表した。スターマー氏が主催した15日のオンライン会議で、欧州やウクライナなどの首脳らはロシアへの圧力強化で合意した。
ウィットコフ氏によると、米ウクライナ両政府の交渉団が今週協議する予定という。