沖縄県の玉城デニー知事は16日、同県宜野湾市で林芳正官房長官と面会し、反撃能力(敵基地攻撃能力)に活用する長射程ミサイルの配備に反対する考えを示した。「今後、県内への配備が計画される場合は基地負担の増加や攻撃対象となるリスクが予想される。県民の理解を得られない」と述べた。

 政府は、長射程の12式地対艦誘導弾能力向上型を九州に先行配備する方向で検討している。沖縄は先行配備の対象とならない見通しだが、将来的に配備対象となる可能性がある。