米大リーグ機構(MLB)のロブ・マンフレッド・コミッショナーが15日、東京ドームで共同通信のインタビューに応じ、2028年ロサンゼルス五輪へのメジャーリーガー参加について、選手会との調整が必要とした上で「可能性はある。ロサンゼルスで行われることで特別な五輪になる」と前向きな見通しを示した。これまでは参加に消極的な姿勢だった。野球が五輪で開催されるのは2大会ぶりとなる。
18、19日に行われる開幕シリーズに向け、ドジャースの大谷翔平についても言及し「歴史的に見ても特別な才能。日本だけでなくアジアで大リーグの成長を加速する原動力になっている」と絶賛。大谷が出場した昨年のワールドシリーズ第2戦で、日本の視聴者数が1590万人を記録したことに触れ「国境を越えて観衆を呼び込むことは、そのスポーツに絶大なビジネスチャンスを生み出す」と語った。
日本選手5人が出場する今シリーズは大盛況。「率直に言って、収益の大きいイベントだ。球場の雰囲気は素晴らしいし、ファンは野球をよく知っている」と満足そうだった。