法務省は7日、福岡県大牟田市で2004年に発生した母子ら4人殺害事件で、強盗殺人罪などに問われ刑が確定した北村実雄死刑囚(81)が6日に肺炎のため収容先で死亡したと発表した。事件を巡っては、北村死刑囚を含む一家4人の死刑判決が確定していた。
確定判決によると、妻や息子2人と共謀し04年9月18日、知人の高見小夜子さん=当時(58)=を殺害して現金を奪ったほか、高見さんの長男=同(18)=とその友人=同(17)=も口封じのため殺害、3人の遺体を車ごと川に沈めた。息子2人はこの2日前、高見さんの次男=同(15)=を殺害するなどした。
北村死刑囚の死亡により、確定死刑囚は106人になった。