SMBC日興証券の相場操縦事件で、株価を安定させるために不正な株の買い付けをしたとして、金融商品取引法違反(相場操縦)の罪に問われた元副社長執行役員佐藤俊弘被告(62)ら元幹部5人の公判が6日、東京地裁で開かれ、検察側は「組織ぐるみで市場をほしいままに操作した悪質な犯行」として、佐藤被告に懲役2年6月を求刑した。
起訴された全10銘柄の買い注文に関与した元エクイティ部長山田誠被告(47)には懲役4年、エクイティ本部の元本部長ヒル・トレボー・アロン被告(54)に懲役2年6月、元副本部長アバキャンツ・アレクサンドル被告(47)には懲役2年を求刑した。