夢洲駅で説明を受ける警察庁の楠芳伸長官(左)=4日午後、大阪市此花区

 大阪・関西万博の開幕を約1カ月後に控え、警察庁の楠芳伸長官は4日、会場の人工島・夢洲を視察し、警備対策の現状を確認した。1月に開業した大阪メトロ中央線新駅「夢洲駅」(大阪市此花区)や、大阪(伊丹)空港などアクセスの要所も訪問。「しっかりと事前準備を進め、全国警察の総力を挙げて安全安心を確保する」と述べた。

 会場では、管轄する大阪府警の担当者から説明を受けながら、パビリオンや海外要人が訪れる「迎賓館」などを視察し、警護の動線を確認。初動対応に当たる「会場警察隊」約200人を激励した。会場に直結する夢洲駅は、多い日で1日13万人超の乗降が見込まれ、雑踏事故防止対策の現状も確かめた。