米軍普天間飛行場に駐機する米海兵隊のMV22オスプレイ=2024年3月、沖縄県宜野湾市

 沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場の輸送機MV22オスプレイについて、米海兵隊が、24会計年度(23年10月〜24年9月末)に配備数を24機から20機に削減したことが4日、県への取材で分かった。防衛省沖縄防衛局が3日、県に連絡した。対中国を念頭に、海兵隊が進める戦力再編の一環とみられる。

 県は、基地負担の軽減につながるかどうかは不透明だとして「運用状況を引き続き注視する」としている。普天間飛行場に所属する二つの飛行隊は、これまで12機ずつ運用していたが、それぞれ10機に縮小した。

 在日米軍基地では、オスプレイは東京都の横田基地に空軍使用、山口県の岩国基地に海軍使用が配備されている。