【ニューヨーク共同】米ニューヨークで3日開幕した核兵器禁止条約第3回締約国会議に日本政府がオブザーバー参加しなかったことについて、カナダ在住の被爆者サーロー節子さん(93)が「はらわたが煮えくり返る。怒りでいっぱい」と批判した。
サーローさんは会議に合わせて現地入り。取材に対し「問題を熟知しているはずの日本が出てこないのは、本当に情けない」とばっさり。「米国ににらまれるのが嫌だから。勇気が必要だが、勇気だけでは足りない」と述べ、市民と政府がコミュニケーションを取り、知恵を出し合うことを求めた。