2024年4月に首都圏の私立大と私立短大に入学し、自宅外から通う学生の受験費用や入学金、敷金・礼金といった「受験から入学までの費用」は、前年から1万2600円増え、過去最高の231万4781円だったことが28日までに、東京地区私立大学教職員組合連合(東京私大教連)の調査で分かった。
1人当たりの受験回数がやや減った一方で、交通費や宿泊代を含む受験費用は前年比2万円増の27万3800円となった。
下宿生の毎月の仕送り額(6月以降の平均)は前年比800円減の8万8500円。過去最低だった20年(8万2400円)から回復傾向にあるが、ピークの1994年(12万4900円)に比べ低水準にとどまっている。平均家賃は前年比800円減の6万8900円で、仕送りから家賃を差し引いた生活費は前年と変わらず1万9600円。30日で割ると1日当たり653円となった。
調査は24年5〜7月に実施。栃木、埼玉、東京の3都県の8大学1短大に入学した学生の保護者3910人から有効回答を得た。