投票箱に1票を投じる有権者

 職員へのパワハラを巡り前市長が失職したことに伴う秋田県鹿角市長選は27日投開票の結果、無所属新人の元市議笹本真司氏(39)が、前職関厚氏(71)ら4人を破り初当選した。

 笹本氏は選挙戦で、市政の停滞を打破し活気と対話があるまちづくりを目指すと強調した。

 前職の関氏は、複数の市職員に対する「おまえの退職金をなくしてやる」などの言動12件を第三者委員会からパワハラと認定された。市議会から2度の不信任決議を受けて失職した。

 他に立候補したのは、いずれも無所属の、システムエンジニア奈良大気氏(40)、元市議金沢大輔氏(51)、元文部科学省職員藤井陽光氏(77)。