石破茂首相は26日、東京都内で開かれた連合のメーデー中央大会に出席した。政府代表としてあいさつし、米国の高関税措置に関し「国内産業に大きな影響を及ぼしかねない。賃上げの勢いに水を差されることがないよう、見直しを強力に訴えていく」と述べた。
現職首相の大会出席は3年連続。物価高に負けない賃上げの実現に意欲を示した。2020年代に全国平均時給1500円という最低賃金目標に向け「たゆまぬ努力を進めていく」と語った。
連合は立憲民主、国民民主両党の最大の支援組織。自民党は、連合との関係強化に努めている。3月の党大会には芳野友子会長が連合会長として20年ぶりに出席した。