京都市にある国の登録有形文化財の住宅で24日、オーストリアの食器やシャンデリアなどの工芸品を展示する催しが開かれた。一部は大阪・関西万博の会場で26日のイベントに出展。万博の同国パビリオンでは、今回展示されたものとは別の工芸品も見られるという。
主催したのは、世界約5千の工房と顧客をつなぐポータルサイト「マイスターストラーセ」の運営団体。販売不振やなり手不足といった伝統産業の課題を背景に創設され、ウェブサイトやイベントを通じ、作品情報や伝統文化を発信している。
国の登録有形文化財「西川家住宅」でこの日、華やかなシャンデリアや、カップなどの食器類が畳の部屋に並べられた。