大地震で発生したがれき=9日、ミャンマー北部ザガイン中心部(共同)

 【ヤンゴン共同】国連開発計画(UNDP)は24日までに、ミャンマーの大地震で撤去が必要ながれきが250万トンに上るとの報告をまとめた。全壊を含め大きな被害のあった住宅や公的機関の建物は1万棟以上あるとみており、復興に向けた国際社会の支援強化を呼びかけた。

 報告書によると、がれきの量はトラック12万5千台分に相当する。被害が特に大きかった地域には計160万棟以上の建物があり、多くが強い地震に耐えられない構造だと分析。余震や雨期の豪雨などで被害がさらに拡大する恐れがある。

 また医療施設128カ所で倒壊などの深刻な被害が出たとし、負傷者らの治療が追いついていない可能性も指摘した。