国連のグテレス事務総長(アナトリア通信提供・ゲッティ=共同)

 【ニューヨーク共同】国連のグテレス事務総長は23日、オンラインで気候変動対策の首脳級会合を開いた。非公開の会合後、国連本部で記者団に「化石燃料から再生可能エネルギーへの移行を加速しなければならない」と訴えた。中国に次ぐ世界第2位の温室効果ガス排出国である米国では、トランプ政権が化石燃料を重視しており、危機感があるとみられる。

 グテレス氏によると、会合は今年の国連気候変動枠組み条約第30回締約国会議(COP30)の開催国ブラジルのルラ大統領と主催。中国の習近平国家主席ら17カ国・機関の首脳級が参加した。米国は参加しなかったとみられる。