トランプ米大統領(ゲッティ=共同)

 【ワシントン、テヘラン共同】トランプ米大統領は22日、イスラエルのネタニヤフ首相と電話会談し、イランの核開発問題などを協議した。自身のソーシャルメディアで「全ての問題で私たちは同じ立場にある」と強調。米イラン両政府の高官協議について説明し、イランの核兵器保有阻止を再確認した。米イスラエルの貿易も話し合った。

 イラン外務省は22日、米イラン高官協議を仲介する中東オマーンで23日に実施する予定だった専門家会合が26日に延期されたと発表した。理由は明らかにしていない。3回目の高官協議も26日に開かれる見通し。

 オマーン外務省は19日の2回目の米イラン高官協議後、双方がイランによる核兵器保有阻止と対イラン制裁解除、平和利用目的の核開発能力の維持について「次の段階の協議」に入ることで合意したとの声明を出した。

 トランプ氏は21日、ホワイトハウスで記者団に「次の段階は少し時間が必要だ」と述べた。

 トランプ氏とネタニヤフ氏は7日にワシントンで会談し、ネタニヤフ氏はイラン核施設への攻撃計画を提起した。