【ニューヨーク共同】22日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は5営業日ぶりに大幅反発し、前日比1016・57ドル高の3万9186・98ドルで取引を終えた。米国と中国の貿易摩擦が緩和することへの期待から買い注文が膨らみ、全面高の展開となった。
ベセント米財務長官が、関税強化に伴う中国との貿易摩擦が近く緩和する可能性があるとの見方を示したと伝わり、投資家心理が改善した。ダウ平均が前日に1000ドル近く下げるなど下落傾向が続いていた反動から、割安感の出た銘柄を買い戻す動きも目立った。
ハイテク株主体のナスダック総合指数も5営業日ぶりに反発し、429・52ポイント高の1万6300・42だった。
個別銘柄では、ITのアマゾン・コム、金融・旅行のアメリカン・エキスプレスの上昇が目立った。