「領土・主権展示館」のリニューアルにあたり、あいさつする坂井領土問題担当相=18日午後、東京都千代田区

 北方領土や島根県の竹島、沖縄県の尖閣諸島に関して日本の立場を紹介する「領土・主権展示館」(東京都千代田区)が18日、リニューアルオープンした。若者を意識し、映像を使った展示を積極的に取り入れたのが特徴だ。これまではパネルなど文字情報が多く、来場者が中高年に偏っているとの指摘があった。

 目玉は13台のプロジェクターを用いた「イマーシブ・シアター」。部屋の壁や天井、床の5面にCG映像を投影し、北方領土や竹島、尖閣諸島の風景を再現し「空を飛んだり、海に潜ったりしているような感覚を体感できる」としている。