「2025北京・日本映画週間」の開幕式で笑顔を見せる(右から)神山征二郎監督と緒形直人さんら=19日、北京(共同)
 「2025北京・日本映画週間」の開幕式で記念写真に納まる(左4人目から)緒形直人さんと神山征二郎監督ら=19日、北京(共同)

 【北京共同】日本映画を中国に紹介する「2025北京・日本映画週間」の開幕式が19日、北京市内の映画館で開かれた。作曲家中山晋平(1887〜1952年)の生涯を描いた映画「シンペイ〜歌こそすべて」が上映され、開幕式冒頭では中国の子どもたちが、中山が作曲した童謡「シャボン玉」を日本語で合唱した。

 神山征二郎監督は「中国の皆さんに作品を見てもらえるのがうれしい」とあいさつ。この映画に出演した俳優の緒形直人さんは「(子どもたちの)歌が胸に響いた。北京に来られて本当によかった」と話した。

 金杉憲治駐中国大使は「日中で切磋琢磨して世界のエンターテインメントを盛り上げていくことを一層期待したい」と述べた。

 日本映画週間は北京国際映画祭のイベントの一つで、18日から26日まで。東京から東北の三陸の町に“お試し移住”したサラリーマンと住民らの交流を描いた宮藤官九郎さん脚本の映画「サンセット・サンライズ」など計6作品が上映される。