国土交通省は18日、住宅の性能表示を改定し、省エネルギー分野に新等級を追加する方針を明らかにした。空調設備や照明の「1次エネルギー消費量」が少ない建物として、現行の6等級の上に7、8等級を設ける。温暖化対策の一環で住宅の省エネ化を進めるため、上位等級導入で全体の水準引き上げにつなげる。同日開いた有識者会議に示した。

 住宅性能表示は省エネ、構造の安定性などを第三者機関が確認する制度。1次エネルギー消費量を抑えるには、高性能なエアコンや給湯器、断熱性の高い浴槽などが必要になる。建築費は高くなるが、性能に応じた補助金や税の減免が受けられる。