【ワシントン共同】トランプ米大統領は17日、ホワイトハウスで、イタリアのメローニ首相と会談した。メローニ氏はトランプ氏との良好な関係を生かし、米関税措置を受けた米国とEUの貿易戦争の回避に向けて外交努力を図った。トランプ氏を近くイタリアに招待し、欧州側との意見交換の場を設けることで合意した。
メローニ氏は「極右」とも呼ばれ、反移民政策を含めてトランプ氏と近い立場を取る。米国とEUの「橋渡し役」を自任し、会談でも反移民や反リベラルの価値観を共有していると述べ、トランプ氏との連帯を強調したが、AP通信によると、関税分野に関し、トランプ氏の意向を変えることはできなかったという。