プロ野球西武が埼玉県所沢市の本拠地、ベルーナドームの暑さ対策として、観客席付近に大規模な冷却用ミストの噴射装置を導入することが17日、関係者への取材で分かった。7月8日の楽天戦から稼働させる予定で、最大5度程度の温度低下が期待できるという。
内野指定席付近の10カ所で、屋根や支柱の足元からミストを噴射する。ベルーナドームは1979年に屋外スタジアムの西武球場として開業し、99年に屋根をかけてドーム球場となったが、屋根とスタンドの間に壁がなく外気が入り込む構造で、近年の酷暑への対応が必要となっていた。