ハーバード大ビジネススクールのキャンパス=マサチューセッツ州ケンブリッジ(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米CNNテレビは16日、内国歳入庁(IRS)が全米屈指の有名私立大、ハーバード大の非課税資格を撤回する方向で検討を進めていると報じた。学生のイスラエル抗議デモの取り締まり強化に向けたトランプ政権の要求を「大学の自治侵害」として拒否したことを受け、圧力強化を図る。

 トランプ大統領が15日、交流サイト(SNS)で「非課税資格は公共の利益に沿った活動をしていることが条件だ」と主張し、資格を撤回する可能性を示唆していた。

 親イスラエル姿勢が鮮明なトランプ政権は、パレスチナ自治区ガザへの攻撃を続けるイスラエルに抗議する学生デモを問題視している。