英国パビリオンで開かれたトークイベント。左から2人目はウクライナのテチャナ・ベレジナ経済省次官=15日午後、大阪市此花区の夢洲

 大阪・関西万博の英国パビリオンで15日、ウクライナと英国、日本の専門家らのトークイベントが開かれ、ウクライナが持つ「回復力」や経済について語った。ウクライナ関係者は「戦時下でも緩やかに経済成長を遂げている」とする一方で、つながりの強化を呼びかけた。

 ウクライナのテチャナ・ベレジナ経済省次官はロシア侵攻からの経過を振り返り、世界がウクライナについて連想することは「戦争と苦しみであり、それは(国民の)本意ではない」と指摘。「哀れみではなく、つながりを感じてほしい」と訴えた。

 松田邦紀前駐ウクライナ大使は、資源が豊富なウクライナと日本の協力は今後も重要だと訴えた。