石川県輪島市役所で記者会見する坂口茂市長=14日午後

 能登半島地震で大きな被害を受けた石川県輪島市の坂口茂市長は14日、記者会見し、恒久的な住まいとして整備する災害公営住宅について、一戸建てでの建設を検討する考えを示した。住み慣れた土地での生活再建を希望する被災者向けに提案する。集合住宅型と併用するとみられる。

 市によると、災害公営住宅は市内に千〜1500戸程度を整備する予定。一戸建ての建設は市街地から離れた地域を想定している。今月中にも被災者にリーフレットを配布して方針を説明する。坂口氏は「恒久的な住まいの見通しを示して、安心感を持ってもらいたい」と語った。