1992年1月、握手するロシアのコズイレフ外相(手前左)と渡辺美智雄外相(タス=共同)

 【モスクワ共同】ロシア法務省は11日、ソ連崩壊後の初代ロシア外相を務めたアンドレイ・コズイレフ氏を、スパイを意味する「外国の代理人」に指定したと発表した。「ロシア軍に関する否定的な印象形成を目的に不正確な情報を流布し、ウクライナでの特別軍事作戦に反対した」とした。

 1990年代のエリツィン政権で外相を務めたコズイレフ氏は、2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻開始直後に、ロシア外交官に抗議の意思を示す辞職をするように呼びかけていた。現在は米フロリダ州マイアミ在住。