東京・渋谷のNHK放送センター

 NHKは7日、京都府京丹波町で行っていたドラマの撮影現場で、戦場シーンで音や煙を出すために準備していた火薬を使った装置が撮影前に誤作動して大きな音が鳴り、俳優1人が左耳の鼓膜を損傷するけがをしたと発表した。

 NHKによると、事故は2日午後7時40分ごろ、同町のロケーション施設で発生。周辺にいたアクション担当の俳優5人が耳鳴りなどの症状を訴えて病院で診察を受けた。原因は調査中という。終戦80年ドラマ「シミュレーション 昭和16年夏の敗戦」を撮影していた。

 NHKは「撮影現場での安全管理を徹底し、再発防止に努めてまいります」としている。