東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼働の是非を問う県民投票に関する条例案を巡り、花角英世知事が付ける意見が判明した。賛成、反対の二者択一の選択肢では県民の多様な意見を把握できないとして「課題がある」とした。7日、県関係者への取材で分かった。

 今後、花角氏が条例案を県議会に提出する。16〜18日の日程で開く県議会臨時会で審議される。

 県民投票を目指す市民団体が3月27日、法定数の約3万6千人分を上回る約14万3千人分の署名を集め、県民投票の条例制定を知事に直接請求し、翌28日に受理された。